現代のサスペンス最高傑作!
ノーマルポーター
わたくしジェイソン・ステイサム版トランスポーターを見たことがありません。
しかし最近、新しく始動したとして今作を拝見しました。
おそらくジェイソン・ステイサムの方はシリーズ化しており面白いんだろうなーというのは伝わってきます。
しかし新しくなった今作は、もう普通でした。外さないように真面目に製作してしまい普通になったような感じ。
面白くもないが、つまらなくもない。
また今作の出演者に魅力を感じませんでした。
わたくしジェイソン・ステイサムさんは然程好きではないのです。
理由としては、どの作品でも同じような人物に見えてしまうから。
またあの熱い男って感じが……
でも、過去のトランスポーターを見てみたくなりました。
デンゼル・ワシントンが活き活きしてる作品
トレーニング・デイ
デンゼル・ワシントンとイーサン・ホーク主演の警官の裏の世界を描いた作品。
麻薬捜査官として働くことになった新人のジェイクは、ある日ベテラン刑事アロンゾとカフェで待ち合わせする。
そして出会ったばかりなのに異様な雰囲気を放つアロンゾ。
アロンゾの巧みな言葉を使い翻弄されるジェイク。
「押収した麻薬を吸え」や「酒を飲め」など命令するアロンゾ。
しかしこれにも実は裏がある。(映画終盤でわかる)
そして、話が進むに連れ、アロンゾは実は汚職警官だったのが発覚する。
真面目を突き通す、警官として誇りをもつジェイク。
周りの人間もアロンゾにはうんざりしていた。
そんな中、ジェイクはアロンゾにハメられギャングの集まる場所へ置いて行かれる。
絶対絶命のジェイクは、アロンゾに復讐できるのか?
また信頼という二文字が後半には主張してきます。
第74回アカデミー賞主演男優賞受賞しただけあって、2人の演技が一番輝いている作品だと思います。
ちなみにこのトレーニング・デイ、コラテラル同様、ドラマ版が制作されるみたいです。最近は、映画をドラマ化するのがブームなのかな?
久々に観たら面白かった名作!!
トム・クルーズとジェイミー・フォックスのコラボ作品。
トム・クルーズといえばミッションインポッシブルなどどちらかというと正義の印象があるが、今作では悪役に挑戦。
賛否両論あるが、個人的には悪のトムも好き。
殺し屋のヴィンセントと夢を持つタクシードライバーのマックス。
2人の出会いは偶然のようで運命のよう。
殺しの依頼のため数カ所を回るためマックスが駐めていたタクシーに乗り込むヴィンセント。
この映画の一番印象に残るターゲットがマンションの上からタクシーに落ちるシーン。
そこでヴィンセントが殺し屋というのがわかる。
そして、マックスは人質として、ヴィンセントの言う場所へ運転することに。
車内で繰り広げられる会話、ヴィンセントの手伝いや仕事を観るマックス。
悪と正義がうまく自然に表現されている。
また脚本、BGM、カメラワーク全てがマッチしていて最高!!
夜に観たいサスペンス映画の代表作だと思う。
なんかコラテラルのドラマ版パイロット(試作)が制作されているとか・・・
そちらも気になる。
果たしてトム・クルーズとジェイミー・フォックスじゃなくても面白いのかが試されるだろう。
衝撃の実話。
トム・ハンクスが演じる貨物船の船長フィリップス。
貨物を輸送中、ソマリア人海賊団に狙われる。
1度目は、逃げ切ることができたが、2度目はホースの水圧で対抗するも4人に海賊達に乗り込まれてしまう。
フィリップス船長は、素早く乗組員に隠れるよう指示し、ソマリア人海賊達と交渉にはいる。
彼らは普通に働いて生きていくことができない民族だと理解しつつフィリップス船長は、「金をあげるから逃げろ」「降参すれば命は助かる」など彼らのことも考えつつ交渉するも海賊の1人が怪我をし、彼らは仕方なく300万ドルと救命ボートで脱出することになる。
幸い乗組員に怪我人は出なかったが、フィリップス船長が人質として連れ去られる。
そして小さな救命ボートの中で、ゆっくりと繰り広げられる会話、仲間割れ、脱出のチャンスが描かれている。
最後には、アメリカ海軍の協力にてフィリップス船長救出作戦が実行される。
まさかの現代にて海賊による実話です。
恐らくこの映画では、フィリップス船長だけでなく、海賊達に対しても感情移入してもらいたいように製作されてますが、やはり主役という立ち位置があるので、どうしてもフィリップス船長だけにしか感情移入できない。
早く助かってほしい。彼らを早く撃ち殺してほしい。と思う方は多いはず。
こういう素晴らしい映画を観ると、やはり映画は面白いと感じられる。
デンゼル・ワシントンが魅せる静と動
16年間、米軍で対テロ活動と称した暗殺を繰り返していたジョン。
そのせいで酒に溺れてしまう。
そんな彼に友人の紹介で、ボディガードの仕事がくる。
少女ピタのボディガードだ。
ジョンは、日に日にピタの元気に力をもらい、酒を絶ち小さいながら幸せを手に入れる。
しかしある時、ピタが誘拐犯に拉致され、ジョンは数発撃たれ意識を失う。
ジョンが目を覚まさない間に警察によりピタと身代金の交換計画が実行されるも何者かに邪魔され計画は失敗に終わる。
ジョンが目覚めた時には、ピタは殺されていると聞き、ジョンの復讐劇が始まる。
1人1人追い詰めることにより誘拐グループには、悪徳警官やまさかの父親までグルだったのが分かっていく。
さらに誘拐グループのボス、ヴォイスという男まで追い詰める。
果たしてジョンは、ピタのため彼らを撃退できるのか!?
さらには最後の最後には、「実は…」という真実が!?
デンゼル・ワシントンが魅せる静と動。
上映時間は約2時間半あり、初めの1時間は静かにジョンとピタとの愛くるしい距離感が縮まっていくのを表現。
中盤ではジョンはやられ、大切なピタが居なくなるという転落を表現。
後半はジョンにより激しくも徐々に追い詰める復讐劇が。
リーアン・ニーソンのような荒々しい復讐劇ではないのですが、デンゼル・ワシントンだからこその悲しくも静かに進む復讐劇は見所。またダコタ・ファニングが可愛いのなんの。
子供好きには是非とも観て泣いて怒って感情を荒ぶってほしいですね。(笑)
ちなみに本当は、MAN ON FIREというタイトルなので、邦題のマイボディガードにはあまり執着しなくてもいいかも。