One Day One Movie Blog

Amazonでレビューを書いている映画好きな私が鑑賞したまたは気になる映画をブログにします。

あなたはこの実験に参加できますか?

今回から少々人間の心理に関連した作品を連続でご紹介したいと思います。
まずは、エクスペリメント
※ネタバレあり

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この作品はドイツ映画es」(えす)のハリウッド版です。

 

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皆様のレビューを観る限りエクスペリメントよりesの方が出来がいいらしい。
しかし私の近くのレンタル屋では、な、なんと「es」が置いてないのです。
いつかは本家の方を見たいですね。

軽くこの作品のご紹介を。
暴力を好まない反戦デモに参加していたトラヴィスは、失業したばかりである一件の求人広告を発見する。

14日間の実験に参加して日給1000ドルの高額報酬。

被験者になったトラヴィス他24人の男達。
小さな刑務所のような建物が舞台で、そこで囚人役と看守役に分けられる24人。

模擬刑務所で24時間それぞれの役割をする。監視カメラで見張られ、もし暴力行為があれば即実験は中止で報酬は支払われない。

彼らは14日間何もないよう誠実に過ごそうとする。

しかし、囚人と看守という役割のため囚人が何かしでかしたら、看守は囚人へそれなりの罰を与えないといけないと論議の結果、悪いことをした対等な罰を与えることに。
例えば食事を残してはいけないというルールに反する囚人へは腕立て伏せ10回。
だが、その罰はますますエスカレートしていき、ランプが点滅しなければそのギリギリのラインまで囚人に罰を与えてもいいとなっていく。

本物の囚人、看守でもないのに・・・
ただ金のため、実験のため参加しているだけなのに・・・
役割を演じているだけなのに・・・

怒りで殺意さえ覚えた彼らは、最後、暴動になり試験は中止になる。
そして施設から出た途端がこの作品の見所!!
「僕たちは何をしていたんだ?」「我々は皆、同じ立場なのに」という顔の表情が堪らない。そして皆、各々いつもの日常へと帰っていく。

とにかく囚人への罰にイライラします(笑)もう実験なんていいから看守をボコボコにしようと思ってしまいます。
個人的には心理というより、各々のワガママ、自己中心的な行動だったのでは?とも思います。
心理を揺さぶる作品とあるが、正直普通に脚本がいいので飽きずに見れます。

あ、これアメリカで実際にあった話です。