One Day One Movie Blog

Amazonでレビューを書いている映画好きな私が鑑賞したまたは気になる映画をブログにします。

実際、韓国であった殺人事件

※この映画は実際に起きた殺人事件を基に作られています。

また真実が知りたい方は各自でお調べください。
(犯人は捕まっている模様)
ネタバレありです。

イテウォン殺人事件

イテウォン殺人事件 [DVD]

チャン・グンソク主演のサスペンス映画。
チャン・グンソクといえばこの作品を観るまでは、きみはペットやメリーは外泊中などラブ・コメディにしか出ない王子様系俳優のイメージしかありませんでした。
しかしこの作品を観て「あ、こういうダークな役もできるんだなぁ」と感じました。

韓国のとあるハンバーガーショップで1人の少年がトイレで刃物で数か所刺され殺される事件が起きます。
これに2人のアメリカ系韓国人が逮捕されます。
容疑者ピアソン(チャン・グンソク)とアレックス(シン・スンファン)。
お互いに「彼が殺した」と別々の犯行状況を説明し「自分ではない」と主張。
彼らはアメリカ人でアメリカの法律を適用すべきなど韓国での法でさばけるのかという問題も出てくる。

しかし最後は法律の弱点をつかれ一度はアレッスクが犯人となるも2人とも殺してないという後味悪い結末となる。
映画では、真実は謎のままで終わりますが・・・

実際では、どうやらピアソンが犯人だという記事が出ています。

映画の中でお互いの弁護士は必死になって、彼らの無罪を主張します。
しかし実際に無罪になり、外での彼らの言動や行動を見ていると本当にやってないのか?これでよかったのだろうか?という気持ちが出てきます。
例えばアレックスは一度は犯人として有罪になったが、状況が二転三転して無罪になり、その後彼女と一緒にいるときに「すごいもの見せてやるよ」など事件があった時と同じような台詞を吐いたり、反省している点も観られなかったり。

この映画は実話だけにかなり後味悪いです。

血も生々しく表現されており、見た後はガックリします。
そして絶対にこの事件の真相について調べたくなるはずです。

そしてまた見たくなるはず。
韓国映画では、なかなか面白いという表現をしていいのか分かりませんが、一本の映画としてはよかった。







パッケージから観るに笑みを浮かべているピアソンが犯人だということが薄々わかりますが、劇中で彼は「人間には色んな顔がある」と言っています。
はじめからこの人が犯人だ!と確信を得て観てもよし・・・
全てを知り尽くした後に観てもよし・・・
映画も色んな方法、角度から観てもいいのではないでしょうか。